会社を退職し独立準備中の方、あるいは独立を検討されている方は、自宅で起業するか、バーチャルオフィスを借りて起業するか迷っておられる方がいらっしゃるのではないでしょうか。

自宅で起業する方、バーチャルオフィスを利用して起業する方、それぞれメリットとデメリットがあります。それでは早速みていきましょう。

自宅で起業するメリット

自宅で起業する場合、例えばエステサロンやネイルサロン、自宅で料理教室を行う方は自宅の空いた時間で家事をこなすことができるので、子育てをしているご家庭は、アポイントメントのない時間を有効活用することができるでしょう。
自宅で開業すれば、通勤時間が削減できるのもメリットの一つです。

また、自宅でフリーランスのライターや、PCを使った事務作業がメインの方はある程度自分で業務時間が調整できるメリットがあります。
例えば、こどもが熱を出したので急なお迎えが必要なときも、ある程度融通が効きやすいといえるでしょう。

家事代行や掃除代行を利用すれば、自宅で仕事をしながら家事が片付くので、忙しい方にはとっても便利なサービスです。

自宅で起業するデメリット

自宅で起業をし、自宅住所をビジネスでも使用すると、多くの方に自宅住所を知られてしまうということになる可能性があります。
例えば、仕事でお知り合いになった方があなたの熱狂的なファンであれば、名刺で交換した住所をwebで検索し、突然訪問してくるということもないとは言えません。突然訪問されれば、不安になることもあるのではないでしょうか?

バーチャルオフィスで起業するメリット

バーチャルオフィスを利用する場合、自宅とは異なる住所を名刺やHPに使用することができるため、自宅を知られるリスクは低くなります。

賃貸オフィスを借りる場合と比較すると、バーチャルオフィスは初期費用を安く済ませることができるといえます。賃貸オフィスであれば、敷金・礼金などの初期費用に加え、光熱費やインターネットの通信費用も発生します。しかし、バーチャルオフィスであれば、光熱費やインターネットの通信費がかからないだけでなく、敷金・礼金が発生する場合は賃貸オフィスよりも、はるかに安い場合が多いです。

最大のメリットは、一等地の住所の賃貸オフィスを利用したい場合の賃料は非常に高いですが、バーチャルオフィスであれば低コストで住所を持つことができます。

バーチャルオフィスによっては、同じスペースにシェアオフィスや会議室、ミーティングルーム、セミナールームなどのスペースを所有していることがあります。これらのオプションを利用できる場合は、必要な時だけ利用することで毎月のコストを抑えることができます。

バーチャルオフィスで起業するデメリット

バーチャルオフィスは自宅住所と異なり、多くの方が利用されているので、住所が重複します。例えば、インターネットでバーチャルオフィスの住所を検索すると、同じ住所に複数の会社が検索結果に出てきます。
他の方と住所が被るのは避けたいという場合は、バーチャルオフィスには適していません。賃貸オフィスを借りるか自宅住所を利用する方法が考えられます。

多くの方が利用されるということは、利用者の中にバーチャルオフィスの住所を犯罪に利用した人がいれば、過去に犯罪が起きた住所として知られることになります。
バーチャルオフィスは住所を犯罪に使われることを未然に防ぐために、利用前の審査を厳しくしているところがあります。各施設によって審査方法は異なるので利用前には必ず施設内覧を行うようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?これから起業しようと考えている方はどの住所で起業するかとっても悩みますよね。
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