近年働き方改革の一環で、新しい働き方を導入する会社が増えてきました。以前であれば退職しなくてはならなかった人たちも、遠方や自宅で仕事を続けることができる環境が整ってきました。リモートワーク 、テレワークなどと呼ばれます。リモートワークとテレワークは同義ではありますが、わずかな違いがあります。

リモートワークとは?

リモートワークもテレワークもオフィス以外のところで仕事をするということは共通していますが、リモートワークは一般的に従業員が会社から離れすぎている、通勤県外にいて、自宅などから仕事をしていることを言います。例えば、旅行で遠方に出ていたり、一時的に仕事をする場合もリモートワークといいます。

テレワークとは?

テレワークは、会社でも働くし、その他の場所でも働くことを言います。
テレワークは「tele(離れたところ)」と「work(働く)」をあわせて作られた造語です。

例えば毎日会社へ通勤しながらだと、育児と介護の仕事の両立が難しい場合に、自宅で仕事をする人を「在宅型テレワーカー」といいます。
他には、郊外のベッドタウンに住む社員が利用できるコワーキングスペースがあり、そこで仕事をする人を「サテライト型テレワーカー」といいます。
国土交通省のHPに以下のように用語が定義されています。

○在宅型テレワーカー
自宅でテレワークを行うテレワーカー

○サテライト型テレワーカー
自社の他事業所、または複数の企業や個人で利用する共同利用型オフィスやコワーキングスペース等でテレワークを行うテレワーカー

○モバイル型テレワーカー
顧客先・訪問先・外回り先、喫茶店・図書館・出張先のホテル等、または移動中にテレワークを行うテレワーカー

出典:「平成29年度テレワーク人口実態調査」(国土交通省) (https://www.mlit.go.jp/common/001267251.pdf

リモートワークとテレワークを活用するメリット

リモートワークとテレワークに共通して言えることは、会社に行かなくても仕事ができるため、労働者が時間を有効に使えるだけでなく、企業にとっても生産性の向上、人件費などのコスト削減効果も期待できます。従来であれば退職しなければならなかった労働者も引き続き仕事をすることができるので、従業員にも会社にもメリットがあると言えるでしょう。

リモートワークとテレワークを活用するデメリット

デメリットと言いますか、全ての職種がリモートワークとテレワークを導入できるわけではないので、接客業や販売業や医療系などの業種は難しいかもしれません。

会社で働く場合と違い、一緒に働く同僚がいないので「ちょっとした相談がしづらい」という孤独感や不安を感じることがあります。自宅でテレワークをする場合、自室がないと仕事に集中できなかったり、自宅に家族がいると仕事に集中できなかったり、ということもあるようです。

まとめ

リモートワークとテレワークは従来の働き方に加えて、労働者も雇用主も柔軟な働き方のできる、新しい働き方のオプションとして近年多くの企業に取り入れられています。
リモートワークの働き方を「バーチャルオフィスでリモートワーク」という記事で詳しく読めます!