ここ数年で人々の物の買い方は変わってきており、インターネットの普及でオンラインショッピングを利用すれば、店頭へ行かなくても自分の好きなものを買うことができるようになりました。インターネットを使ってものを買うと、価格比較ができるだけでなく、洋服であればコーディネートを見て気に入ったものを買うこともできます。また、買ったものは運送業者が自宅まで運んでくれるため、利用者にとっては非常に便利なサービスです。

そして、近年は空いた時間で小物雑貨や、アクセサリーを作って販売したり、社員がいる会社でなくても個人で、ものを仕入れ販売する人も増えてきました。

個人でネットショップをする際の注意点

個人でネットショップをされる方の多くは自宅の住所を利用して、在庫も自宅で管理しているという方がいらっしゃるのではないでしょうか。
ネットショップをする場合は「特定商取引法に基づく表記」をしなくてはなりません。これには運営責任者名、所在地、電話番号を掲載する必要があります。

つまり個人宅を所在地に設定すると不特定多数の人に知られることになるので、ネットで検索されたり、自宅まで知らない人が押しかけてきたりと、トラブルの元になりまねません。さらには、電話番号を公開しているため、嫌がらせの電話であったり、営業の電話もかかってきます。

ネットショップの住所の為にオフィスを借りる

個人宅の住所を公開することはリスクがあるので、オフィス物件を借りることができれば、そちらの住所を利用することができますが、個人でビジネスを展開している方にとって、賃料は大きな出費となります。

そこでオススメしたいのが「バーチャルオフィス」です。バーチャルオフィスを利用すれば、施設によりますが低コストでHPへ住所を記載することができます。バーチャルオフィスによっては東京の一等地を借りることも可能です。

バーチャルオフィスの電話秘書サービスを利用する

バーチャルオフィスによっては「電話秘書サービス」「電話転送サービス」というものがあります。通常であれば個人携帯or会社携帯としている携帯にかかってくる電話をオペレーターの方が対応してくれます。

個人携帯であれば休みなく対応しなくてはなりませんが、電話秘書サービスは営業時間内に対応してくれます。会社であれば会社にかかってくる電話に対応すれば良いのですが、24時間対応可能な状態って結構ストレスになります。
電話秘書は用件を承ってメールで連絡をしてくれるので、電話に出れない時や、全ての電話に対応出来ない時に便利です。

バーチャルオフィスの意外な活用法

中には個人でネット通販を運営していくうちに急成長し、ノウハウをセミナーするようになった、商品を企画するのに会議や打ち合わせをしたいという時にバーチャルオフィスが提供している「セミナールーム」や「会議室」を使うことができると非常に便利です。

まとめ

いかがでしたか?ネット通販の普及で個人の方もビジネスを始めやすくなったものの、自宅住所や電話番号をネットに公開するのに抵抗のある方はたくさんおられると思います。バーチャルオフィスの活用が、これから起業をしようと検討されている方の参考になれば嬉しいです。