最近新聞やニュースでバーチャルオフィスという言葉を聞いたことはありませんか?
 近年「バーチャルYoutuber」や「バーチャルリアリティ(通称VR)」など「バーチャル○○」というものをよく耳にしますが、バーチャルオフィスというものはあまりなじみがないのではないかと思います。
今回はバーチャルオフィスについて説明します!これから起業を考えている方やフリーで活動している方は必見です!

バーチャルオフィスとは

 バーチャルオフィスとは住所や電話番号など、基本的な情報だけを借りるオフィスのことを指します。住所だけを借りることによって自宅やカフェなどで仕事をを行いながら、必要な書類や郵便物は所定の住所に郵送されます。レンタルオフィスやコワーキングスペースでオフィスそのものを借りるよりも初期費用を大幅に抑えることができます。

よくあるサービス

指定の住所に届いた郵便物やバーチャルオフィスにかかってきた電話などを自分で管理することはとても大変です。書類が届いたかどうかを毎日確認するだけでもとても手間がかかりますし、毎度かかってきた電話に応じることが出来なければ、会社の信用にかかわりかねません。そのような心配を解決できるサービスが多くのバーチャルオフィスには備わっています。よくある代表的な4つのサービスを紹介します。

1. 法人登記

 バーチャルオフィスを活用する際必ずというほど使用するサービスがこの法人登記サービスになります。法人登記とはバーチャルオフィスを利用するお客様が自宅の住所を使用せず、バーチャルオフィスの住所を借りるサービスになります。このサービスを使用することでプライ―バシーを守りつつビジネスに必要な住所を登録することができます。

2. 郵便物転送サービス

 指定の住所に届いた郵便物の受け取り、受け取り通知、転送をしてもらうことができます。転送の頻度はバーチャルオフィスによって様々ですが多くのところは月2~4回です。オフィスによっては急ぎの荷物を即日転送や直接受け取りに行くこともできます。

3. 電話秘書代行サービス

 郵便物転送サービスと同じように電話にも電話転送サービス、FAX転送サービス転送サービス、電話秘書代行サービスなどのサービスを受けることができます。これらのサービスは自動転送のものやオペレーターによる転送などがあるので一度確認してみてください。会社によってはバーチャルオフィスの退会時に電話番号をそのまま引き継ぐことができるます。

4. 会議室

 多くのバーチャルオフィスはオフィスとしての役割は備わっていません。しかし、稀にオフィスとして会議室を備えているバーチャルオフィスもあります。是非確認してみてください。

レンタルオフィスとは

 レンタルオフィスとはあらかじめビジネスを始める環境が整っているスペースのことを指します。バーチャルオフィスと同じように、住所登記ができます。レンタルオフィスでは専用の個室スペースがある場合がほとんどです。また、会社によっては会議室があるところもあります。設備に関してはしっかり確認するようにしましょう。

コワーキングスペース ・シェアオフィス とは

 コワーキングスペースは大まかに固定のデスクがある場合と、ない場合の2種類があります。基本デスク単位での契約になります。レンタルオフィスとは異なり、オープンなスペースで仕事ができてビジネスの機会が多いのが特徴です。空間を共有することで協働などの相乗効果が期待できます。
 シェアオフィスはもともと複数の会社でオフィスを共有することを指していましたが、現在はコワーキングスペースとあまり違いはありません。

 いかがだったでしょうか?今回は簡単にバーチャルオフィスについて説明しました。世の中にはたくさんのバーチャルオフィスが存在しています。一概にこういうものであると断定することは難しいですが、何となくでもバーチャルオフィスについて理解していただけたら幸いです。